兵庫県豊岡市でエサにこだわり卵本来のおいしさを追求したコクうま卵を販売しています


卵のトリビア


卵は1日何個たべていい?
卵は1日1~2個程度の摂取をお勧めします。                                                      「コレステロールが高いと卵はたべてはいけない」と思っていませんか?現行の厚生労働省「日本人の食事摂取基準」では、食事で摂取するコレステロールの上限値を設けていません。コレステロールの吸収率には個人差があり、基準を定めるのが難しいためです。コレステロール全体の70~80%は肝臓や腸や皮膚など体内で作られたもの。食事として摂取したコレステロールは全体の20~30%です。卵の摂取が直接血中コレステロールに影響するわけではありませんが、血中脂質異常症などの持病があれば定期的に血液検査を受け、主治医と相談しながら摂取量を決めましょう。

卵の栄養がすごい
タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルが豊富です。筋肉や血液、骨、皮膚、髪などの体をつくる材料となるタンパク質、体のエネルギー源である脂質、ビタミンB2やB12、ビタミンD、ビタミンA、ビタミンEなど多くのビタミンをバランスよく含んでいます。食品のタンパク質に含まれる必須アミノ酸がどれだけバランスが良いか100点満点で評価したものを「アミノ酸スコア」と呼びます。100点は牛肉や豚肉、鶏肉、魚、豆腐、納豆、牛乳そして「卵」です。

卵の適切な保存方法
卵は購入後、10℃以下の冷蔵庫で保存しましょう。サルモネラ菌は10℃以下の環境で増殖が抑えられます。気温や湿度の差によって卵の表面に結露ができると、雑菌が繁殖して卵が傷みやすくなるため、冷蔵庫の中でも温度差の少ない場所への保管がおすすめです。卵を長持ちさせるためには卵の尖った方を下に向けて保存しましょう。生卵の賞味期限は2週間程度です。ゆで卵は2~3日、卵焼きなどに調理した場合は調理後2日くらいで食べきりましょう。殻つきのまま、割ってから、調理してからの冷凍保存も可能ですが、卵の殻が割れたり食感が落ちるので注意が必要です。

日本の卵が生食できるわけ
日本の卵は生で食べる前提で安全に出荷されています。30℃以上のお湯で洗卵、食品衛生法に定められた方法で殺菌など徹底した衛生管理のたまものです。一方、海外の多くに国では卵がサルモネラ菌に汚染されている可能性があるため、生卵を食べることはありません。生卵を食べる習慣のある国は日本のほかフランスやチリ、ポーランド、韓国、台湾などです。

卵は古代から食べられている
エジプトの古文書によると、紀元前1500年ごろにはすでに卵が食べられていたようです。日本には約2500年前に中国から朝鮮半島を経由して鶏が伝えられ、江戸時代に入ってから卵が食べられるようになりました。庶民の味として普及しはじめたのは、養鶏が本格的に始まった大正時代のことです。

 産業保健師 小和田 園枝

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